" /> 【眼科経験3年半】眼科看護師ってどうなの? こんな方は向いています! | ぼちぼち あんこ

【眼科経験3年半】眼科看護師ってどうなの? こんな方は向いています!

訪問看護

眼科って特殊だよなと思っている方も多いのではないでしょうか?
私個人としては特殊な分野だし、苦手だなと思っていました。
検査から手術まであらゆることをこなさなけれないけない分野です。
今回は、眼科で働く看護師に向いている人・向いていない人の特徴を、実際の業務内容を交えながら紹介します。

眼科看護師の仕事

勤務する場所は?
大学病院、総合病院、クリニックです。

実際の仕事内容は?
視力検査、視野検査など検査業務が多いです。
コンタクトレンズ関連の検査、指導
一般的な採血、ときに点滴などあります。
手術がある場合、手術業務、手術準備などあります。
外来手術もたまにあります。

どんな人が看護の対象か?
生まれたての乳幼児から高齢者までが対象になります。
対象は広いです。

眼科は検査から外来業務。
手術もあり意外とオールマイティにこなさなければいけません。
では、どんな人が向いているか?どんな人は向かないか?
お伝えしたいと思います

眼科ナースに向いている人

①細かい作業が得意な人
手術器具の取り扱い等細かい作業があります。眼科の手術器具はマイクロな手術道具です。ミリ単位の丁寧な取り扱いが必要です。細かい作業が好きな方、向いていると思います。

②流れ作業に抵抗がない人
眼科は目の検査がルチーンとなります。検査業務が多くても抵抗がない方、黙々と作業できる方は向いています。

③子どもが好きな方
眼科はと子どもはきってもきれません。学校での視力検査が終わると、再検査の紙を持った小学生の受診が増えます。おりこうに検査ができない子も多々います。子供が好きな方は向いています。

④高齢者が好きな方
高齢者が手術に来る割合が多いです。手術の説明をなかなか理解してくれない高齢者もおり、説明は一筋縄ではいかないことも。辛抱強く対応できる方は向いていると思います。

⑤眼科疾患に興味がある方
目の病気、治療に興味がある方。はやり、興味のある分野は勉強に力が入ります。やる気のある方は、眼科ナースに向いています。

眼科ナースに向いていない人

①じっくり関わりたい人
検査等がルチーン化してしまうため、患者さんとじっくり関わることが難しい。患者さんとじっくり会話をして向き合いたい方は合わないかもしれません。

②手術が苦手な方
眼科でメジャーな手術といえば白内障です。15〜30分程度で終了するのですが、手術は緊迫します。手術室独特の雰囲気が苦手な方、合わないかもしれません。

③全身状態をみて看護をしたい方
眼に特化するため、患者の全身状態をみて看護を行うことは少ないです。全身状態をみながらじっくりかかわりたい方には合わないかもしれません。

④急性期医療をやりたい方
基本は外来業務、慢性疾患の治療、日帰り手術になります。急性期医療とは違った性質になるので、急性期医療をしっかりやりたい方は合わないかもしれません。

眼科勤務をしての感想

近視のお子さんも多く、どのように視力低下と付き合っていくのか、眼鏡と視力、コンタクトレンズのノウハウなど、実際の生活とも役立つことが沢山あります。

私は機械音痴です。
眼科は視野検査の機器や眼圧測定など、機械操作が多いので、最初はかなり不安でした。おぼえるのに時間はかかりましたが、機械音痴の私も取り扱いをすることができました。機械作業が苦手な方もゆっくりおぼえていいけば大丈夫です。

一般常識が身につく
「眼科で一般常識?」と思うかもしれませんが、これも意外なポイントです。大きな病院では部署ごとに役割が分かれているため、FAXの送り方や書類作成などの“雑務”はあまり経験しないという方も多いと思います。
ですが、クリニック勤務になると、そういった業務も看護師の仕事。
業者さんとのやり取りや電話対応も含めて、社会人としての基本スキルが自然と身につきました。


オペ室嫌いでも働ける
私は、手術室の緊迫した雰囲気が苦手で「手術室では絶対に働きたくない」と思っていました。でも実際に働いてみると、手術は器具の数も比較的少なく、内容もルーチン化されているものが多いため、想像よりずっと対応しやすかったです。もちろん手術日は独特の緊張感があり、終わるとクタクタになりますが、苦手な私でも問題なくこなすことができています。

ちょっとした小ネタですが
30代後半で眼科勤務を始めましたが、眼科の取り扱い器具は、かなり小さいものです。老眼が入ってくると区別がつかず苦戦します。40歳以上で眼科に転職を考えている方は、こういったリスクがあることもご承知ください。これも、目印をつけたりちょっとした工夫で乗り切ることができます

まとめ

眼科の看護師の仕事なにか、あまりイメージがない方も多いかもしれません。
でも「視力」「見る」ということは生きていくうえでとても大切な事です。
眼の構造、治療は探求すればするほど奥が深いものです。
また、近年はICL(眼内コンタクトレンズ)など、自由診療の分野も広がっており、今後も発展が見込める分野といえます。
これからの流れを考えると、眼科看護師の仕事は追求していけばやりがいのある分野と思います。
「眼科ではたらくのはどうなのか?」「私に向いているかな?」と悩んでいる方の参考になれば嬉しいと思い、私の体験談を踏まえて書いてみました。
どなたかの一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

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